*入国管理法の考え方*
日本の入国管理法もアメリカの移民法と同様の制度趣旨に従って作られています。そしてアメリカの移民法は、たとえば日本人にアメリカビザの発給の便宜を図るためにあるわけではありません。米国の国益を守るために存在しているだけです。
国益にかなわない外国人を排除するための法律です。アメリカは移民国家・多民族国家で、「メルティングポット」と言われ、外国人の受け入れの歴史がありますが制度趣旨はそうなっています。そしてアメリカも日本も確かに自国の国民・市民に対しては十分な手続き的保障を行い、手厚い人権擁護を行うのですが、移民法・入国管理の世界だけはそうした保護からは適用除外されています。具体的にどういう扱いがされるのかは、アメリカの移民専門lawyerの説明が分かり易いでしょう。
鎖国の歴史と「伝統」のある日本の実情はそれに輪をかけたものだとお考えください。
日本政府は「移民」という概念すら認めていません。
日本の「行政手続法」という法律をご存知でしょうか。少し調べてみてくださればその重要性が分かります。
そして、入国管理(ビザ)の世界ではその法律は適用除外されているのです。したがって、日頃意識せずに行政手続法の恩恵を受けそれに慣れている場合、入国管理の世界の特殊性に気づかないことがあります。
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