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アメリカへ行かれるかたのためのアメリカビザ情報コーナー
アメリカビザ情報のベーシックをガイダンスしています。日本の移民法律家の目で、日本ビザと比較している視点は、他にはないものです。
アメリカビザ・日米比較法・各論:市民権・帰化
市民権・帰化:
アメリカ市民権は永住権とは異なります。これは米国国籍の取得を意味します。
国籍があるということは、ほとんどの国では原則として選挙権の付与を意味します。
また、アメリカは「生地主義」であり、出生証明書によって米国人と認定されます。その結果日本人でもかなり二重国籍が多く生じています。ただ、日本の国籍法により調整が要求されます。
なお、日本では今後いくら国際化が進んでも生地主義になることは、ほとんど考えがたいと解されます。
この市民権を取得するために帰化の手続きがあります。
日本との差異は永住権が前提になっている点等です。
アメリカの永住権を取得したかたが親族をより多く呼びたいのであれば、市民権取得をすることになります。
なぜなら永住権のみでは呼び寄せ範囲が狭いからです。
市民権の申請には、その在留状態に応じて一定の期間要件があります。日本では5年が基本になっていますがアメリカでもほぼ同様です。英語の読み書き等の能力も要求されますが、日本でもアメリカでも言語能力が絶対の要件なわけではありません。
日本人の場合、二重国籍の問題を検討しておく必要があります。
アメリカは日本よりもむしろ国家意識の強い国と言ってよいでしょう。ただ、「単一民族による帰属意識」では無いわけです。
アメリカ市民になるということはそのことも念頭に置く必要があります。
なお、帰化の難易度は国により千差万別です。アメリカは帰化し易い部類なのはもちろんです。他方、日本の制度も世界的にみればさほど閉鎖的だとは言えません。アメリカ以外の他国の立法例をみると非常に閉鎖的な鎖国状態の国が多く見られます。世界的にみると、日本の入管や法務局を閉鎖的だと、単純には批判できないのが事実です。
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